三島博士顕彰会パンフレット

三島博士顕彰会とは、淡路島の洲本市五色町が生んだ偉人。三島徳七博士と長男の三島良績博士の親子二代を顕彰し併せて健全な青少年の育成に寄与することを目的に、平成9年6月に設立されました。


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2三島徳七博士進取の気性とは、物珍しさでなく理解しようとする 徳七博士は明治26年五色町広石下(当時の広石村下組)喜住家の7人兄姉の末っ子に生れ、明治40年広石尋常高等小学校卒業。以後当時の中学校教科を独習し、明治44年立教中学校4年の編入試験に合格し入学。その後旧制第一高等学校、東京帝国大学へと進み大正9年大学卒業の年、嘱望されて三島通良医学博士と養子縁組二三子令嬢と結婚しました。卒業後も東京帝大の講師助教授を務めながら、ニッケル合金の研究に努め、昭和6年それまでの磁石の概念を根底から覆す永久磁石を発明しました。これに養家三島のMと生家喜住のKをとって、「MK鋼」と名付けました。その後「MK鋼」は「MK5」と呼ばれる世界最強の磁石に改良する他、「MT磁石」「MV磁石」を発明しました。このMK系磁石は、今日世界で使用されている永久磁石の七割以上をしめています。私達の生活のなかにもテレビ、ラジオ、自動車、等々にMK系磁石が使用されており、いまやMK系磁石は人々の生活になくてはならない存在となっています。三島徳七博士は郷土が生んだ工学博士で、マグネットの三島として世界に知られ、20世紀の科学産業の進歩発展に、学術上の礎を築いた偉大な工学者であります。(学んで然るのち足らざるを知る)三島徳七博士が好んで揮毫された漢文であります。博士は生涯この志をもって学び、研究に精進されました。そして、この志は長男良績博士に引き継がれました。親子揃って世界的権威者、この二人には我が故郷の血が通っています。今日の青少年健全育成に資すると共に我が町の誇りとして顕彰室を設置しました。多くの人々に親しまれるよう念願しています。


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